千叶经济大学附属高校位于千叶县千叶市稻毛区,是一所全日制的私立高中。由于该校起源于商业学校,所以除设置普通班之外,同时设置有商科班与信息处理班等专门班级。另外该校社团活动等蓬勃发展,很多社团水平都达到全国水平。建校精神为“一手论语,一手算盘”。校训为“明朗・真摯・友愛”。
千葉経済大学附属高等学校(ちばけいざいだいがくふぞくこうとうがっこう)は千葉県千葉市稲毛区にある全日制の私立高等学校である。千葉県でも有数のマンモス校であり、2005年には9階建の免震構造を持つ新校舎が完成した。普通科以外にも、商業学校を起源としていることから、商業科・情報処理科においては専門科目が幅広いことが特徴。また、部活動も力を入れており、甲子園初出場ベスト4の快挙を成し遂げた野球部をはじめ、インターハイ個人・総合で優勝実績を持つ自転車競技や卓球、女子バスケットボール、女子ソフトボール、バトントワラーズ、レスリングは全国レベル。
建学の精神
~「片手に論語 片手に算盤」について~
学園の建学の精神は「片手に論語 片手に算盤」である。創立者佐久間惣治郎(1877~1956)は、1933(昭和8)年、学園の母胎となる千葉女子商業学校の創設にあたって、建学の精神をこの言葉に込めた。
そもそも「片手に論語 片手に算盤」は、日本資本主義の育ての親と言われる渋沢栄一(1840~1931)によって掲げられた。事業活動は道徳に適っていなければいけない。不正な富は許されないという主張である。第一国立銀行をはじめとして、500あまりの近代産業を興した渋沢は、その一方で、600あまりの社会福祉・医療・教育などの事業を創設したり、後援や賛助を行ったりしてきた。その実業家としての生き方は、まさに「片手に論語 片手に算盤」にふさわしいものであった。
佐久間惣治郎は東京物理学校卒業後、旧制中学校の教師となった。惣治郎が各地の学校で目にしたのは、知育に偏重して道徳教育を軽視する明治以来の教育の状況である。徳育の重視を様々な機会に主張する惣治郎であったが、公立校の校長に受けいれられることはなかった。
1931(昭和6)年、高等女学校校長退職を余儀なくさせられた惣治郎は、「理想とする教育を行うには私学を興すしかない」と考えた。そして私財を投げ打って、県下初の女子商業学校の創設に踏み切ったのである。渋沢の掲げた「片手に論語 片手に算盤」は、こうして惣治郎によって教育の世界に受け継がれ、教育の理念として掲げられることになる。
ここで「論語」とは、人として養うべき倫理道徳であり、「算盤」とは、自活するために備えるべき知識・技術である。「論語と算盤」を兼ね備えた人材の育成、つまり「人間性と実学の重視」が、建学の精神とされたのである。
惣治郎は、1948(昭和23)年に執筆された「本校の教育」の中で次のように述べている。
「人間は、論語だけで生きてゆかれないし、又算盤だけでは人間として不完全である。道義と云うものは人間の実生活の中で実現されて行くのである。生活を独立してやって行けないようなことで、幾ら倫理だ道徳だといったところでそれは頭の中だけの観念の遊戯で駄目である。そこで私は、片手に論語、片手に算盤が、教育の理想の一つの形態だと考えるようになった」
学園はその後1968(昭和43)年に短期大学、そして1988(昭和63)年に大学を開設するが、両大学においては、学園の掲げる建学の精神を踏まえて、「良識と創意」が校是とされた。
「良識」とは、社会で広く認められている健全なものの考え方であり、「創意」とは、ものごとを新しい視点から深く考えていく資質である。変化の著しいこの時代、謙虚に学びながら思索を深め、新しい視点からものごとを考えていく人材の育成が校是とされたのである。
校長挨拶
校長 佐久間勝彦
~21世紀のリーダーをはぐくむ学園~
人は誰でも、ゆたかな可能性を秘めて生まれてきます。本校は皆さんの、その可能性を大きくひらく場でありたいと 願っています。
本校の特色は第一に、生徒が「明朗・真摯・友愛」 の校風のもとに、明るく、のびやかに学んでいることです。自由であることは、人間の精神世界で最も大切な ことです。まわりの人たちの意見に対して謙虚に耳を傾けつつ、自分の考えを確かにしていく。そして、責任をもって 行動する。自由が尊重されて毎日をすごすことができるのは、うれしいことですが、同時に身の引きしまることでもあ ります。 本校は生徒一人ひとりの人間性を尊重し、皆さんがよりよき市民として、規律のある生活が できるよう全カを注いでいます。
第二は進学指導・就職指導に万全を期していることです。本校の 系列校である千葉経済大学と 千葉経済大学短期大学部への進学はもちろんのこと、 皆さんの志望する大学・短期大学・専門学校ヘ、また各種の職場へときめ細かい指導を1年生の時から行います。 また、国際化社会に生きるひらかれた市民を育てるために、オーストラリア・ホームステイや 外国人教師によるオーラル・コミュニケーションの少人数授業を実施しています。
第三の特色は、たくさんの友だちと出会えることです。本校には 普通科・商業科 ・情報処理科の3科があります。 皆さんはそれぞれの科で、自分の志望に即して学びますが、部活動や学校行事・生徒会活動は一つです。 科や学年の枠をこえて、友だちの輪が広がります。生涯の親友との出会いが生まれます。 本校の建学の精神は「片手に論語・片手にそろばん」です。 人間的な生き方の根本である徳性と生活をささえる技術を培うことが、その主旨です。80年を超える歴史を誇り、 同窓生が各界で活躍する本校に、皆さんが入学されますことを心から期待しています。
なお、平成12年度より、週5日制を、平成15年度より平成24年度まで2期制、平成25年度より3学期制を実施しています。また、 全教室に冷暖房の空調設備が完備し、学習環境が充実していることを付記します。
どうぞ、本校で思う存分に学んでください。
学校沿革
■学園80年のあゆみ
西暦
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和暦
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沿革
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1933
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昭 8
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創立者の佐久間惣治郎が寒川高等女学校の校長として私学経営をはじめる。
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1934
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昭 9
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千葉女子商業学校を創設し、女子の商業教育をはじめる。
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1940
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昭15
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高等女学校廃止。
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1948
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昭23
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学制改革により新制高校に移行。千葉女子経済高等学校(商業科)となる。
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1954
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昭29
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男子部併設、千葉経済高等学校と改称。
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1961
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昭36
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男子部に建築科新設。
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1968
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昭43
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千葉経済短期大学(商経科)設置。
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1971
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昭46
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千葉経済学園附属なでしこ幼稚園設置。
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1975
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昭50
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千葉経済高等学校に普通科新設。
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1977
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昭52
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千葉経済短期大学に初等教育科新設。
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1984
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昭59
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短期大学に別科経営情報専修新設
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1985
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昭60
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千葉経済高等学校に情報処理科新設。
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1987
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昭62
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千葉経済短期大学商経科に商経専攻および経営情報専攻を設置。
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1988
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昭63
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千葉経済大学(経済学部経済学科)設置。
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1993
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平 5
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千葉経済大学大学院(経済学研究科)設置
千葉経済大学短期大学部と改称。
千葉経済大学短期大学部に経営情報科を設置。
千葉経済大学附属高等学校と改称。
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1994
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平 6
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ハワイ大学カウアイ・コミュニティー・カレッジと教育提携を締結。
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1998
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平10
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千葉経済大学経済学部に経営学科を新設。
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2001
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平13
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千葉経済大学なでしこ幼稚園と改称。
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2003
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平15
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千葉経済学園創立70周年。
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2004
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平16
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千葉経済大学短期大学部を「ビジネスライフ学科」と「こども学科」に改組。
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2005
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平17
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鉄筋9階建新校舎竣工。
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2006
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平18
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特進クラス設置、制服一新。
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2007
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平19
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千葉経済大学なでしこ幼稚園廃止。
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2010
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平22
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高等学校建築科廃止。
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2011
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平23
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学園創立者「佐久間 惣治郎伝」出版。
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2013
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平25
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千葉経済学園創立80周年。
大学・短大・高校のいっそうの連携推進へ。
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